韓国IT大手・カカオ系列会社と日本タクシーが配車アプリで提携

2018年09月21日

 9月6日、韓国のIT企業大手・カカオの子会社でタクシー配車アプリ「カカオT」を運営するカカオモビリティは、日本で「全国タクシー」アプリを展開するジャパンタクシーと資本・業務提携契約を締結した。
 今後両社は、年内を目標に「タクシーローミング」サービスを開始する計画だ。このサービスによって、日本に来た韓国人はカカオTアプリで、韓国を訪問した日本人は全国タクシーアプリで現地のタクシーを呼ぶことができる。
 
今回の提携により、カカオモビリティはジャパンタクシーに15億円を出資する。ジャパンタクシーとしては海外企業からの出資はカカオモビリティが初めてとなる。
 カカオモビリティの鄭周桓代表は「カカオモビリティの技術力とノウハウを最大限生かし、日本でもタクシー呼び出しに革新を起こせるよう積極的に協力する」と述べた。
 またジャパンタクシーの川鍋一朗社長は、2020年までにアプリのダウンロード数1600万回を達成し、配車可能なタクシーの台数を全国のタクシーの約40%へ拡大するとの目標を掲げた。